一般社団法人 日本あいさつ検定協会

入居者に無視されても続ける意味

質問

施設の入居者さんにあいさつをしても、無視されることがあります。それでも続ける意味があるのか、毎日繰り返すうちに分からなくなってきました。

AI(Chat先生)の回答

この相談には、二つの本音があります。

一つは、「入居者さんには、変わらずあいさつを続けたい」という本音です。施設で暮らす人にとって、職員のあいさつは一日の入口です。顔を見て声をかけることが、その人の存在を確かめる行為にもなります。だから、返事がなくても続けたい気持ちがあります。

もう一つは、「無視され続けると意味を見失う」という本音です。毎日声をかけても返事がない。表情も変わらない。時には顔を背けられる。そうした場面が続くと、自分の言葉が届いていないように感じ、心が少しずつ疲れていきます。

続けたい。けれど、虚しい。
相手を大切にしたい。けれど、自分も傷ついている。

この二つは、どちらも本当です。

ここで、「介護職なら続けるべき」と言うと、現場の疲れが消されます。反対に、「返事がないなら意味がない」と言えば、入居者さんの生活の中にある小さな関係の線まで切れてしまいます。

三角形理論で見るなら、この相談の三つ目は、「あいさつの意味を返事だけで測ってよいのか」という問いです。

返事がなくても、声の気配を感じている人がいます。返せない日もあります。返したくない日もあります。無視に見える反応の中に、疲れ、認知機能の揺れ、不安、性格、過去の経験が混ざっていることもあります。

ただし、続ける側の傷つきも軽く見てはいけません。あいさつは一方通行が続くと、人を消耗させます。

では、その一言は相手のためだけのものなのか。施設の暮らしのリズムを保つものなのか。職員がその人を「見えている存在」として扱い続けるためのものなのか。

その問いを持ち続けるところに、返事のないあいさつの難しさがあります。

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