一般社団法人 日本あいさつ検定協会

介護支援-看取り期のあいさつに迷う

質問

看取り期に入った利用者さんに、どんなあいさつをすればよいのか毎回悩みます。明るく声をかけるのも違う気がしますし、重くなりすぎてもいけないと思い、言葉が出なくなります。

AI(Chat先生)の回答

看取り期の利用者さんへのあいさつに迷うのは、自然なことです。いつものように「おはようございます、今日も元気にいきましょう」とは言いにくい。かといって、何も言わずにケアを始めるのも違う。職員や家族が言葉を失うのは、その人の最期の時間を大切に思っているからです。

看取り期のあいさつで大切なのは、元気づけることより、安心を置くことです。回復や活動を前提にした言葉ではなく、「今、ここにいます」「あなたを一人にしていません」という意味が伝わる言葉を選びます。たとえば、「おはようございます。今日もそばに来ました」「手を少し触りますね」「ゆっくりで大丈夫です」「ここにいますね」。こうした短い言葉で十分です。

本人の反応が少なくなっていても、声が届いている可能性はあります。だからこそ、処置や介助の前に、いつも通り名前を呼び、これから何をするかを静かに伝えることが大切です。返事がないから省略するのではなく、返事が難しい時期だからこそ、こちらの言葉に丁寧さが求められます。

一方で、看取り期のあいさつを職員個人の感覚だけに任せると、現場でばらつきが出ます。明るく振る舞う職員、黙ってしまう職員、必要以上に感情的になる職員が出ることもあります。施設として、「看取り期には短く、静かに、本人の尊厳を守る言葉を使う」という共通理解を持つことが必要です。

看取りの場面では、特別な名言はいりません。むしろ、いつもの声で、いつもより少しゆっくり名前を呼ぶことが、その人への最後のあいさつになることがあります。言葉に迷うのは、向き合っている証拠です。その迷いを抱えながら、静かにそばにいることも、立派な支援です。

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